準利でオペラ座の怪人ダイジェスト 2 「利央、昨夜は楽しかったか?オレの存在を忘れるほどに?」 「違う、忘れてたわけじゃないよ!ただ、その、兄ちゃんが帰ってきたんだ、やっと・・」 「知ってる」 「え?」 「この劇場で起こることを、オレが知らないと思うな。何一つ」 「あ、その・・・ごめんなさい。オレがああやって舞台に上がれる位、面倒見てくれたのは、準サンなのに・・」 「そうだ、忘れるな。利央、お前は誰の物だ?」 「・・・あの約束の日から、オレは準サンの物だよ・・」 「じゃあ、ここへ来い、利央」 「どこへ?」 「お前が兄貴に夢中になってしまう前に、堕としてしまおう。さぁ、おいで」 「これは・・・地下?」 「・・・・準、サン?」 「初めまして、利央。これが、オレだ」 「どうして、仮面なんか・・?」 「それはな、お前がオレの素顔を見るに当たる価値に、まだ値しないからだ」 「そんな・・・」 「だけどすぐに、この仮面を外してやってもいいさ。おいで」 「劇場の地下に、こんな湖があるなんて・・・。ここに住んでるの?準サン」 「住んでるだけじゃなく、色々考えてもいる」 「何を?」 「お前に、歌わせたい歌とかな」 「準サンが、作ってくれるの!?」 「あぁ」 「オレの為に!?」 「あぁ、嬉しいか?」 「勿論!」 可愛い利央、お前はオレのもの。オレの駕籠でオレの為に、さえずってくれ。 準サン、気持ち悪い・・・(爆。 1月12日 |