迅+利(島迅+準利)


「迅ー、じんじんじんー」
「繰り返して呼ぶな!アホリオ!」
「アホって言うな!お前が無視すっからだろぉ」
「どーせ下らない用事なんだろ」
「重要だって、まあ聞けよ」
「なんだよ」
「オレ、英語の小テスト八点だった!」
「・・・・はぁ!?マジで!?だってアレ、十点満点だぞ!?何八割もとってんだよ!」
「ふふん、実力だよ君ィ」
「くっそー、ありえねー・・・」
「慎吾さんにヤマはってもらったもんねー」
「はー!?何それ!ズリィ!」
「慎吾さん、ヤマ張り得意なんだって。迅も今度張ってもらえば?」
「うー・・・ん」
「何、何かあんの?」
「やー、最近慎吾さんにいやに見られてる気がすんだけど、何かしたっけなぁと思い出した」
「あー、慎吾さん、迅狙いなんじゃねぇの?」
「恐いこと言うなよ!ホモはお前と準サンでたくさんだ!」
「おっまえ、準サンを馬鹿にすんなよ!?あんだけ綺麗な人なんてそういないんだからな!」
「キモイからそういうことを言うな!」
「キモイとはなんだ!迅だって、こないだ慎吾さんのバッティングに見惚れてたくせに!」
「んなわけあるか!」
「いーや、見惚れてた!好きなんじゃねぇの!?」
「おまえーーっ、オレを馬鹿にしてんのか!」
「お前こそ、馬鹿にしてんだろぉ!?」
「「勝負だ!」」
「今度の化学の小テストな!」
「望むところだ!」

「準太、落ち着け。あいつら何も考えずに叫んでるだけだ」
「慎吾さんは嬉しそうっすね・・・」
「おー。迅が可愛いからな」
「利央、あの頭の足りなさマジでありえねー・・・」


迅と利央は、ことあるごとに勝負してればいいなぁと。
こいつら、どこで会話してんだよ・・・。


7月2日