いきなり乱れたシャツの隙間に準太の手が滑り込んできたことで、利央は背筋を震わせてハタと正気に返った。 「やっ、嘘。準サン、ちょっと、ここ教室!!」 煽られて欲に火が付いたことは確かだが、それでもここは公共の場で、しかも自分が日々健全に学んでいるところだ。少しじゃれ合うように触れられれば良い位に思っていた利央は、圧し掛かってきた準太が首筋に下を這わせてきて大いに慌てた。 首筋のキスから始まる時には、大体最後までしようと彼が考えている時だ。 「知ってる」 準太は全く慌てもせず、首筋に顔を埋めたまま利央の背中に回した腕に嵌っている時計で時刻を確認した。去年と同じ進行具合なら、まだ時間はある。二時間とはいかないが、一時間近くなら平気だろう。 「知ってるなら、やめろってェ!」 一年先輩という立場だからこそ得られる根拠に、しかし準太はそれを利央には告げない。今にもクラスメイト達が戻ってくるのではないかと首を縮こまらせている彼に、持ち前の嗜虐心が頭をもたげた。 「ステージが終ったら、一度クラスに全員戻ってホームルームで終わりだもんな。その内ここにも戻ってくるよな、お前のクラスメイトが」 お前の、というところを強調してやると、腕の中で利央がびくりと震える。 「離して、準サン。マジやばいから!」 利央の頭には、こんな教室の真ん中で抱き合っている自分たちを驚いた顔で見つめるクラスメイト達の顔がいくつも浮かんでいて、盛り上がってた欲の熱も冷や汗に変わりそうだ。 「駄目、こんなんなってるお前、可哀相だもん」 そう言いながらも準太の声は実に楽しげに弾んで、少し萎えた利央の股間を手でわし掴んだ。 「い・・っやいやいや、そんな、気にかけていただかなくて結構ですから・・・」 放っておけば大人しく収まってくれるからと身体を離そうともがく利央の耳朶を噛んで、準太はその柔らかな肌に犬歯を立てる。 「黙れ、噛み千切るぞ」 ちりっと走った鋭い痛みに、利央は本能的に身をすくませる。まさか本当に噛み千切られはしないだろうが、それでも流血することはあるかもしれない。彼は、そういう人間だということを利央は知っている。 綺麗でクールな高瀬準太。笑い上戸でノリの良い高瀬準太。そんな彼の普段の姿も決して偽りではないけれど、嗜虐的で残酷な姿も、同じくらい確かな彼の一面だ。 「他の男に乗っかられて喜びやがって、てめぇ今日はタダじゃすまさねぇからな。おい、あいつの席どこだ」 はっきりと宣言された言葉に、利央は快感ではない感情から背筋が震えた。耳朶のすぐ側で吹き込まれる準太の低い声音は、じわりと利央の身体を侵食する。 「え、席・・・て、棗の?」 何故今そんなことを聞かれるのか分からなかったが、丁度その席は身体を起こした利央の背後にあって、彼がちらりとそこへ視線を送ることで準太はそれを知る。 「立て」 腕を引かれて立ち上がった利央は、そのまま棗の席に腰掛けるようにして座らされる。一体何を、と思ったのと同時に、準太は何の前触れも無く利央の下着にまで手を入れてきた。 「ちょ・・・っ」 落ち着きかけていた熱を再び煽るように擦り上げられ、利央のそこは容易く復活する。布地の下で動きにくそうに蠢く準太の長い指は、何度もそれを擦り上げ時折先端に爪を立ててくる。 「ぁ、や、ばっ」 肩を押し返そうと試みるが、準太はがっちりと利央に体重をかけるようにして机に腕を付いてしまっているので、叶わない。 「出る・・も、やばいって・・!」 服の中に出すわけにも教室で放つわけにもいかないと頭を振って気を紛らわせようとする利央に、それまで無言で追い上げていた準太が不意に手を止めて利央の顔を覗きこんだ。 暗がりの中で見た彼の瞳は、何よりも黒く光って利央を飲み込む。 「自分でやってみせろよ」 一瞬何を要求されたのか分からず眉を顰めた利央は、続いた彼の言葉に瞬時に頬を真っ赤に染め上げた。 「大事な友達の机の上で、イってみな?」 準太は、棗の机の上で自慰をしてみせろと言っているのだ。普段彼が勉強したり弁当を食べたりするその上で、時には利央自身が頬を付けたりするその上で、精を放ってみせろと。 「できるわけないだろぉ!?」 羞恥と怒りで頬を真っ赤に染めた利央に、準太はどこまでも静かに命じるだけだ。 「やれよ。そいつに触られて、喜んでただろ?お前」 そしてぎゅうと力を込めて急所を握り込まれ、利央は改めて彼がとても腹を立てているのだと知る。棗の想いに気付かなかったのは、何も自分が全て悪いわけではないと訴えたかった利央だが、口を開く前に準太がそれを遮った。 「それとも、マジでここで最後まで犯されたい?」 やると言ったら、彼はやる。誰かに見られたら親の呼び出しどころか停学かもしれないとか、そうなったら部活だって停止かもしれないとか、そういう可能性は一切彼の頭には今無いだろう。普段は驚くほどに野球の為なら己を律することのできる人なのに、一度嗜虐心に火が付いたら最後、ただ利央を追い詰めることしか見えなくなる。 「・・・自分で、する」 挿入までされたら、自分も理性は飛ぶだろう。喘ぐ声を抑えることは難しくて、そうなればますます誰かに見つかる可能性が出る。だから利央は、湧き上がる羞恥も怒りも押し殺して、ただ俯いて絞り出すように選択余地の無い返答を返す。 「いい子だな」 薄く笑った気配が頭上から零れて、利央は唇を噛み締めた。抱き合うのもキスをするのも、嫌いではない。ただ、羞恥にはいつまでも慣れないだけだ。 自分ですると宣言したもののどうしたものかと動きあぐねいている利央に、準太はそのスーツのズボンと下着ごと彼の足から抜き去った。利央の下半身は靴と靴下だけという、何ともマニアックな姿になってしまった。 「ここまで脱がさなくてもいいだろぉ!?」 ますます誰かに見つかったら即アウトな状況になってしまったではないかと、目尻に涙を溜めて訴える利央に、準太は胡散臭いほどに満面の笑みを浮かべて、だってこれじゃなきゃできねぇもんと独り言の様に呟いた。 「は・・あ!?う、わ、なにすんだ!」 少し前を肌蹴れば自慰くらい可能だろうと思っていた利央は、いきなり準太が自分の足を掴んで机に跨がせた事に目を見張る。まるで跳び箱の上に跨るような足を全開まで開いた格好に、利央は軽くパニックになる。 「な、な、なにこれ!?」 「よく見えるから。日頃から柔軟しといて良かったよなー」 さぁどうぞ、とばかりに利央と向かい合うようにして棗の席の隣に軽く腰掛けた準太は、そのまま腕組みをしてワイシャツ一枚羽織っただけの利央の姿を観察する。 「や、だって、これ・・・」 利央は足の間に手を置いて何とか局部を隠そうと試みるが、そんなことをしていても準太の出した条件がクリアできるわけは無く、利央は僅かの逡巡の後決心して軽く目を閉じてそっと指を己の欲に絡めた。 「ん・・・・」 準太によって散々煽られていた身体は、返って来た快感にすぐに飛びついた。軽く上下に擦り上げるだけで先端からは先走りが溢れ出し、竿を握る利央の指を濡らす。 「ぁ、あ・・・ふ」 上がる息をそのまま吐き出しながら、利央はただ懸命に自分を追い上げることに集中した。正面から絡んでくるような準太の視線を感じたが、目を開けてそれを確認する勇気は無く、ただあの底無しに黒い瞳に射抜かれているのかと思うと今度こそ快感で背筋が粟立った。 「気持ち良さそうだな、利央」 「あっ」 準太の声に、一際利央の欲が反応した。彼の声には揶揄するような響きが含まれていて、彼の目の前で自分を慰める姿がどんなに浅ましく映っているのかと思うと、利央の目尻から涙が零れる。けれどそれは決して悲しみの涙ではなく、過ぎる快感に滲んだ整理的なものに過ぎない。 そのまま擦り上げるリズムを強くして、片手で先端を撫で回していく内に利央の中で絶頂が近付いてくる。 「あ、あ、も・・イク・・・っ。準サン、準サ・・・っ、は・・っ」 目の前で自分の名前を呼びながら必死で快感を追う利央の姿は、ぼんやりと外灯の光だけが差し込む教室の中で酷く妖艶に浮かび上がった。 「もう限界か?」 机から身体を起こして利央に手を伸ばし、優しく髪を梳いてやると涙で潤んだ色素の薄い瞳が見上げてくる。 「ん、も、駄目」 その目尻に軽く口付けてやると、彼の鼻から甘えた様な吐息が漏れた。 「いいぜ、最後は面倒見てやる」 言いながら準太は状態を屈め、自分で先端を弄っていた利央の手を退けさせた。そしてそのまま、先端部分を口内に迎え入れる。 「え・・・て、え!?」 竿を握っていた手が、びくりと揺れた。そのまま舌で揉むように刺激してやると、頭上からは掠れた悲鳴が上がる。 「やぁ・・あ、やべ・・て!準サン・・・ッ」 硬直してしまった残った利央の手を上から包み込むようにして握り、そのまま上下に揺らしてやる。その間も先端部分を丁寧に愛撫してやると、利央は唐突に大きく腰を波立たせた。 そのまま口に吐き出される彼を精を全て嚥下し、準太は顔を上げる。そこには泣き出しそうに顔を歪めた利央がいて、その顔に満足して彼はにっこりと笑い返してやった。 「あーもー・・信じらんねー・・・。何で飲むのぉ!?汗かいたばっかなのにさぁ!」 加えて言うのなら、最近練習で忙しかった為に自分でもそう処理していなかった。そんなものを咥えられた挙句に飲まれて、利央はもう憤死寸前だった。 「何でって・・・そのままそいつの机に飛ばしたかったか?」 お友達の机に?そう言って笑われて、利央は自分が跨っているのが棗の机だったと思い出す。 「・・・!!!」 声にならない叫びを上げて利央は慌てて机から降り、床に投げ出された下着とズボンに手を伸ばそうとするが、準太にそれを止められた。 「オレはまだなんだけど?」 そして勢い良く腕を引かれて準太の腕の中で反転させられ、利央は棗の机に上半身を倒す形になった。自分の温もりで生暖かくなった机が、はだけた胸に気持ち悪い。ぺたりとした感触に思わず身体を起こそうとするが、下半身に自分のではない熱を感じてそのまま動けなくなる。 「や、だって、最後までしないって・・!!」 臀部の割れ目に押し当てられた準太の熱は既に充分に硬く、このままでは辛いだろうということは同性の立場としては分かる。けれど、最後までしないからと条件を出してきたのは準太だ。だから自分は自慰までしてみせたのに、こんなのは卑怯だ。 「うるせぇよ、廊下まで響く。もう皆向かってきてたらどうすんだ?」 ちらりと教室の時計に目を走らせた準太は、時間はまだ残っていることを確認して自分の制服のジッパーを下ろす。 その音に利央は暴れだしかけるが、準太が全体重を背中にかけてそれも封じ込められる。 「準サン、もう、ほんと、皆戻ってくる・・!!」 だから頼むから止めてくれと懇願する利央に、準太は背筋が粟立つのを自覚した。強気で生意気なくせに、何故利央はこうも嗜虐心を煽るような目や声をしているのだろう。自分よりも数段嗜虐的であろうと思われる人物に目撃されたら、どうなってしまうのかと考えると少しの恐怖と独占欲と、多大な興味が沸いてくる。 それでも利央は自分のことが好きだからこそ、こうして結局は自分の言うなりになってくれているのだとも分かっているから、そんなことさせたいとは思わないけれど。 「すぐ済む。てめぇだけ気持ち良くなって、それじゃ結局お前だけが良い目見てんだろ?」 耳に息を吹きかけられて、利央は硬く目をつぶる。自分が準太には敵わないことは知っている。何を要求されたって、結果的には許せてしまうのだろうとどこかで諦めてもいる。けれど、だからといってもやはりこういう時には悔しさに涙が浮かぶ。 「足を・・」 開け、と言われるのだと利央は唇を噛み締めた。全く準備もなされていないその個所に、時間が無いからと言ってただ突っ込まれるのだろうと覚悟した。 「閉じろ」 けれど、続いた言葉は全くの予想外のことで、思っていたことと正反対のその台詞に利央はぽかんと目を見開いた。 「・・・え?」 「早くしろ。太股きっちり閉じろ」 何を言われているのか今一理解ができないままに、利央はその通りに足に力を入れて閉じる。そうすると背後から準太の熱が、じわじわと進んでくるのが分かった。 「え、これ・・て」 痛みは全く無い。それも当然、準太は利央の太股に擦り付けるようにして足の間に、欲を進めてきたのだから。所謂素股と呼ばれるそれに、準太は静かに腰を動かし始める。 「そのまま、緩めんなよ」 「あ、だって、準サン・・・こんなんで、いいの?」 今まで試合の前だとかテストの前だとか、ゆっくり本番に至るわけにはいかない時には、互いに扱き合ったりはしてきた。けれどこんな風に、抱けない理由が場所以外には特に無い時に、準太が挿入しなかったことは無かった。 更に言うのなら、場所に関しては準太は余程のことが無い限り、余り構わない。寧ろ普段より嫌がる利央が見られるせいか、楽しそうですらある。 だから、こんな風に譲歩を見せる彼は本当に珍しくて。 「ろくに準備もできねぇのに、突っ込んだら痛ぇだけじゃねぇか、アホ」 更にはこんな、利央の身体を気遣うようなことさえ言う。珍しいけれど、本当は彼がそういう人間だと利央も知っていた。いつどこでやる時も、偶々その場で急に盛り上がってしまう時でも、彼は女の様には自然と準備が為されない利央の身体を丹念にほぐしてから挿入してきた。 「あ、あ・・・準、サ・・っ」 酷い言葉を浴びせるし恥かしいことをさせるし、挿れてしまえば余りこちらの身体も気遣ってくれない位、全力で抱かれたりするけれど、けれどこういうところが無駄に優しいと知っているから、利央も準太に抱かれる度に悦ばないわけにはいかないのだ。 双丘の合間や柔らかな太股の内側を熱い準太の熱で擦られて、利央の口からは自然に乱れた息が零れる。更には準太の硬い先端が、利央の二つのまろみを突き上げてくる。 「あっあぁ・・っ!いい、それ、当たる・・!!」 小さく押し殺した喘ぎに、準太は利央の昂りにも手を伸ばす。 「こういうのも、いい、だろ・・っ?」 「ん、んぅ・・うっ、あ!」 前を扱かれ、後ろから敏感なところを擦り上げられる。それが快感を呼ばないはずが無い。その上利央の心が、何よりも満たされて準太を受け入れていた。 「は、あ、も、また・・」 利央は必死で準太気持ち良くなれるように太股を閉じながら、自分の限界が近いことを肩越しに振り返りながら訴える。 「ん、オレ、も・・っ」 不安定な角度で舌を絡ませながら、準太が利央自身を擦り上げるリズムを早める。 「あ、あ、あっふ・・・、く・・・っ」 「やべ、も、無理・・・!」 そしてほぼ同時に、二人は絶頂を迎えた。 利央が改めて準サンは凄い・・・と思ったのは、準太が二人達する瞬間にまるで神業の様にハンカチを取り出して二人分の精をそこに受け止めたという点だ。 「余裕あったんすね・・・」 自分だけが煽られて夢中になっていたようで悔しいと床に座り込む利央に、さっさと支度しろと下着とズボンを投げてやりながら準太はハンカチを無造作にポケットに突っ込む。 「挿れてもいねぇのにトぶか、ばぁか」 気持ちは良かったけれど、やはり直接利央の内部を感じるのが一番良いと準太は改めて思う。今はさすがに時間も無いしゴムの持ち合わせも無いので無理だが、明日辺りにはきちんと準備万端にして最後まで致してやろうと心に決める。 そんな危険な決心を目の前の男がしているとは露とも知らない利央は、急いだ様子で身支度を整え廊下を窺う。準太が時間を確認するとそろそろステージが終るかというところで、結構ギリギリだったなと一人肩をすくめる。 「そういえば、準サン・・・。そのハンカチ、どうすんすか・・?」 まさか持ち帰って何か不穏なことに使ったりされないかと怯えた目で見てくる利央に、そこまで変態扱いされるのは不本意だと準太はその頬を抓り上げる。 「いひゃいいひゃい、いひゃい!!」 「適当に捨てんに決まってんだろ!」 指を離すと利央は素早く準太と距離を取り、赤くなった頬を掌で撫でる。それでも何か抗議の声でも上げたそうな利央の目に、準太ふんと鼻で一つ笑って自分もクラスに戻った方が良いだろうと踵を返す。 「帰り、玄関で待ってろよ」 戸口で尊大に言い放つ準太に、利央は理由を尋ねることも無くはいと答える。それでもその目は半眼で、眼差しと答えが一致していないことに準太は笑った。 「あ、それから」 返事は素直だが目が可愛くないと、準太は去り際に一つ嫌がらせを思い出した。 「上手く散らなかったとは思うけど、一応そいつの机に何か付いてねぇか、確認した方がいいぜ?お前、その上でイッたんだからな」 その言葉に利央は自分の醜態を思い出し、友人の机の上で自慰した挙句に素股とはいえ抱かれたのだと頬を真っ赤に染め上げた。 「準サンの、あほー!!!」 廊下にも響き渡った利央の涙声に、準太は楽しそうに喉を震わせてその場を去る。 準太は体育館に戻る途中にある玄関脇の自動販売機で一旦立ち止まり、そこに設置してあるゴミ箱にポケットから取り出したハンカチを投げ捨てた。 「あら準太君、それ捨てちゃうのー?」 不意に届いた声に準太は振り返り、そこにいる慎吾を認めて嫌そうに眉をしかめた。 「何に使ったかは、聞かねぇけどさ。勿体無くね?」 「・・・慎吾サン、本物の変態デスカ」 何に使用したか、大方見当は付いているのだろう彼は、準太の低い声音にケラケラと笑った。 「まさか、言ってみただけだって。仲直りはできたのか?」 捨てたハンカチを何に使用したのか検討が付けば、その辺りのことだって分かりそうなものなのに、一々確認してくるところが、慎吾の嫌なところだと思う。 嫌いではない、寧ろ尊敬もしているけれど、色恋に関しては茶化しすぎる傾向があるのだ、この先輩は。 「別に、普通っすけど」 試合ではクールで、日常生活では意外に笑い上戸。そして利央に対しては居丈高な先輩で、和己に対しては素直な後輩。そんな準太の拗ねた様な照れた様な複雑な顔を見るのが慎吾は好きで、利央が絡んで彼が荒れている時などはついこうして構ってしまう。 「はは、そりゃ良かったな。和も心配してたからな」 和己の名前を出されると弱い準太は、そのまま少し俯いてウッス、とだけ返事をした。 多分、彼は彼なりに心配して、利央か自分がここに来るのを待っていてくれたのだろうと思うと、一筋縄ではいかない人だが、やはり嫌いではないと準太は思うのだった。 拙サイトのSM度は大体、和サン>慎吾サン>準太>利央の順で、S、M寄りなS、S寄りなM、Mです(笑。なので、立場の強弱もここにのっとっているかと。 ていうかね、準太は利央以外にはMなんだという主張は、結構茨なのかしら・・・(爆。あ、でも利央は慎吾サンにはちょっとSかもしれない(笑。いや、慎吾サンM寄りだし、ノリがいいから!! ・・・・そんな事を語る前に、いくらなんでもここまで裏な話を表に載せちゃうことを詫びましょう。すいません、公開期間(この話しが終るまで)が過ぎたら、裏に退却させますので! どうでもいいですが、今回のテーマは「挿入だけが裏じゃない」でした(この発言すら裏。 |